映画「私のちいさなお葬式」
いま上映中のロシア映画「私のちいさなお葬式」。一人の女性の終活の様子を描いているのですが、まさに「集活」そのものの内容でした。家族や友人ら周囲の人たちとの「つながり」を再認識することの意義を考えさせられます。本来的な意味での「人生会議」、つまり最期までどう生きていくかを考え、周囲の人たちに自身の思いを知ってもらうためには、当たり前ですが話し合うことが不可欠であると。とはいえ、重たくなりそうな内容のはずですが、笑いにまぶし、鑑賞後は気持ちが明るくなる優れた作品です。機会があればご鑑賞されてはいかがでしょう。
公式サイトからのストーリーは下記の通り。
村にひとつしかない学校で教職をまっとうし、定年後は慎ましい年金暮らしを送っている73歳のエレーナ(マリーナ・ネヨーロワ)が、病院で突然の余命宣告を受けた。5年に1度しか顔を見せないひとり息子オレク(エヴゲーニー・ミローノフ)を心から愛しているエレーナは、都会で仕事に大忙しの彼に迷惑をかけまいとひとりぼっちでお葬式の準備を開始する。(中略)かくしてすべての段取りを整え終えたエレーナの“完璧なお葬式計画”は想定外の事態へと転がり出すのだった……。
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