2021年 謹賀新年
あけましておめでとうございます。
昨年はコロナ、コロナで明け暮れました。何気ない日常が、いかに貴重なものだったかを痛感しました。生存の危機、生活の困窮など多くの苦に満ちていました。多くの方々がいまも悩み、苦しみながら日々を過ごしていらっしゃると思います。どうか一日も早く、再び人が当たり前のように集い、生活できる日々が訪れるようにと祈ってやみません。
コロナ禍ではっきりわかったことは、人は一人では生きられないことでした。そのことをあらためて思い知り、人とのつながりの大切さを痛感しているのではないでしょうか。辛い時に寄り添ってくれる人の存在がどれほど貴く、温かいかを知ったように思います。同時に、医療者への差別的言動など他者に心無い言葉を浴びせたり、自分さえよければ、といった行動をとるのもまた人です。他者は喜びの源泉でもあり、苦の源泉でもある。だからこそ人はおもしろいのかもしれません。絶望せず、諦めず、人を信じ、今年も健やかに過ごしていきたいと願っています。みなさま、ご自愛のうえお過ごしください。
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